食中毒は夏だけでなく、1年中発生しているのです。
ムシムシして食べ物が腐りやすい梅雨から夏・秋にかけてもっとも細菌が繁殖しやすいこの時期は、食中毒には油断してはダメですよ。
この季節は食中毒対策に特に細心の注意をもって望みましょう。。
食中毒を起こす菌には
● 病原大腸菌 ・・ 腸炎を起こす大腸菌。食品や水を通して感染する。
● サルモネラ菌 ・・食肉やたまごなどが主な原因食品。腹痛や下痢を伴う。
● 腸炎ビブリオ菌・・ 海産物が主な原因食品。激しい腹痛や下痢を伴う。
●カンピロパクター菌・・鶏や牛、豚肉などが原因食品 腹痛、発熱、嘔吐、血便を伴
●ボツリヌス菌 ・・ ソーセージビン詰など 嘔吐、めまい、だるい
●ブドウ球菌 ・・ 弁当仕出しなど 嘔吐、下痢、腹痛
未然に食中毒を防ぐには
食中毒予防の原則・・・ 細菌をつけない・増やさない・殺菌するの3つです。
● 鮮度の良いものを選ぶ
肉や魚介類、卵、野菜などの生鮮食品は新鮮なものを購入しましょう。
消費期限表示を必ず確認するようにしましょう。
● 買ったものは家にすぐに持ちかえり、すぐに冷蔵・冷凍をすること
要冷蔵・冷凍の食品は氷などを利用して保冷してなるべく早く持ち帰李冷蔵・冷凍
する事が大事です。
● 冷蔵・冷凍庫には詰め過ぎない(7割程度が目安)。
詰め過ぎると庫内の温度が上がってしまいます。
冷蔵庫内の清掃・整理をこまめにして、少しでもニオイや見た目がおかしい
ものは捨てるようにしましょう。
● 調理前・食事前には手指を洗う。
当たり前ですが清潔を保つのは肝心なことです。
調理の前はもちろん、調理中に生の肉・魚介類、卵を扱う前後や
食事の前には、必ず手指を洗いましょう。
当然のことですが食事前にも家族全員が手洗いを励行しましょう。
・石鹸で手のひらをよくこすり指先・爪の間も念入りにこする、指の間
もよく洗い最後に水道水で充分に洗い流す。
● 台所は細菌がいっぱい 調理に使う器具はまめに洗う。
調理器具(包丁、食器、まな板、ふきん、たわし、スポンジなど)
・食器は洗剤と流水でよく洗い漂白剤、熱湯などで消毒し常に清潔
にしておきましょう。
二次感染を防ぐ大切なポイント ですよ。
● 食べる分だけを作るようにして作りおきはあまりしないこと。
残ったら きれいな容器に入れて冷蔵庫で保存し、早めに十分な再加熱
をして食べるようにしましょう。
食べる前ににおいが臭かったり見た目が変色したり、ねばねばしているようなら要注意です。
少しでもあやしい食品、時間が経ちすぎた食品は思い切ってすぐ捨てることが食中毒予防のポイントです。
この時期の食品の取り扱いにはこれほどしなくてもというほどの注意をしていきましょう。
また、食中毒かなと思ったら軽く考えずにすぐに病院で診察を受ける事が必要です。