温かい
コーヒーを飲むと「ほっ」とした気分になる季節となりましたね。
朝食後の1杯のコーヒーは、香りと渋みでシャキットした気分になり元気に仕事モードへとなりますね。
コーヒーのカフェインの効果としては眠気を防ぎ作業能率を上げるということですね。
つまり脳の疲労を防ぎ仕事や勉強の効率をあげてくれるということです。
コーヒーは胃に悪い良くないようなことを言われていましたが誤解です。
食後に飲むコーヒーは、カフェインの作用で胃液の分泌を促し、胃液の調子を整える、胃にやさしい飲み物なのです。
おまけに、コーヒーには脂肪を分解を促進する作用もあります。
コーヒーのカフェインは脂肪細胞の中に入って、脂肪を分解する酵素を活性化します。
体内に取り込まれたカフェインがカラダにたまった脂肪に働きかけ、分解を促進して血中に脂肪酸として放出してくれるのですね。
コーヒーを薬用として利用してきた昔の人を見習って、節度ある飲み方をすれば、コーヒーは胃によい飲み物なのです。
最近、CMでよく見かけるビフィズス菌を適正に増やして腸内環境を良好に保つコーヒー豆マンノオリゴ糖を配合した特定保健用食品のコーヒーも発売されて人気ですね。
コーヒーには実に多くの効用(効能)があります。
カフェイン、カフェー酸、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール、褐色色素、ニコチン酸(ナイアシン)、トリゴネリンなどの薬理作用のある成分が含まれていますが、その中で今特に注目されているのが、コーヒー特有の有効成分であるクロロゲン酸(コーヒー酸誘導体の一種)とカフェインの働きなのです。
注目は香りの成分クロロゲン酸です。
クロロゲン酸とは、コーヒー豆の芳香成分です。
最近では、ガンや老化などの誘因となる活性酸素を補足し除去する抗酸化物質として注目されています。
米国では、コーヒーをよく飲む人は大腸ガンになりにくいという疫学調査の結果もあります。
日本でも東京農工大学の研究グループが、クロロゲン酸がガン細胞の転移を抑制することを発見しました。
コーヒーに含まれる成分が肝臓ガン、口腔ガン、大腸ガンなどを抑制する可能性がある要ですね。
生活習慣病を予防するコーヒーの効用としては
●脂肪を分解
コーヒーは脂肪を分解する働きがあります。
ただしこの分解する働きは、砂糖やクリームを混ぜると少々低下するそうです。
●血行促進
エネルギー代謝を高め血液の循環をよくして、体を温めます。
また心臓の働きを活発にし酸素を多く吸収するので、スポーツ前に飲むのがよいです。
●リラックス効果
コーヒーの香り成分は、脳の血流を促し脳から出るα波をUPさせます。
興奮をしずめ、心身をリラックスさせます。
●二日酔い解消
二日酔いにつきものの頭痛を起こす原因物質アセトアルデヒドを体外に出し、頭の血液 循環をよくする成分が含まれています。
●善玉コレステロール増加
コーヒーを飲みつづけると、体内の余分なコレステロールを代謝する善玉コレステロー ル(HDL)が増加するという報告が1988年日本動脈硬化学会でされました。
●その他の効用としては、眠気や疲れを取って気分をスッキリさせる働き、疲労回復、利 尿作用、ぜんそくの発作抑制、低血圧を改善、強心作用、気管支拡張作用など幅広い薬 理作用があります。
このように適量なコーヒーには心身共に効用のある優しい飲み物なのです。
コーヒーのさまざまな効用を生かすには適量を飲むことが一番ですね。
とくに、カフェインの作用については、少量でも眠れなくなる人もいれば、たくさん飲んでも平気な人など、個人差があります。
自分にとってはどのくらいが適量なのを見定め、それを守りましょう。
また、コーヒーは、新しくて質のよいものを飲むことです。
あなたも、コーヒーの香りを楽しみながら美味しく飲んで健康力をアップしましょう。
但し、朝食代わりや空腹時にコーヒーを飲むとカフェインが脳の神経を刺激して、胃酸を分泌させるとのことです。
そして、その結果胃が荒れてしまうので注意しましょう。